みなさま、一週間お疲れさまでした。
さて、おとといは所用があり琵琶湖に行っていました。諸事情でアカムシで釣りをしたのですが、自分で使用するのは春以来で、最初は針付けの時に赤い血そのものの汁が出ると、やっぱり躊躇してしまいました。
アカムシは、思い起こせば小学生の頃、釣具屋さんでたまに購入していました。アカムシもサシもミミズも、海ではゴカイも使っていましたが、あまり得意では なかったです。うどんにサナギ粉をつけたり、米粒やソーセージを使用することが多かったです。あと、細くて赤いワームの切れ端とか(「ピーウィーワーム」 です、ウヒヒ。フナが釣れるんですわ!)。『Walton』の実現を志し、ホンモロコ釣りの取材に行った折、何十年振りかでアカムシに触れました。赤い汁 は記憶と違い非常にあっさりしていて、10分もすればなんにも気にならなくなり、「アレレ?」と感じました。
先日も次第に気にならなくなり、魚が釣れるにしたがって、ほんとどうでもよくなって、意外でした。魚を触るという行為も、自分としては同様の傾向がありま す。最初は触るのも躊躇するのですが、だんだんスイッチが入り興奮状態になるのか、魚を握りしめたくなるのは不思議です。自分の中に眠っている本能が、釣 りを通して目覚めるとしかいいようがないです。よく言われる「狩猟本能」、これは確実にある人にはあるんだと思います。釣りをしない人でも知らないだけ で、釣りをしてみたら本能レベルの目覚めを感じてとまどう人は、潜在的には結構多いのではとにらんでいます。
カヤックを漕いでいても何かが目覚めることはありますし、とにかく、それらの目覚めは理性とか理屈の範疇を越えています。だからおもしろいんだと、こんな仕事を始めてみて、強く感じています。
それらの目覚めがいいことなのかというと、絶対的にいいことだと思います。水辺を歩いてゴロゴロした石を踏んでいると、足の裏が喜びます。ずーっと平らなアスファルトの上ばっかり歩いているから、大切なことを忘れているんちゃうかと思うこともあります。
アカムシをいじくっていたら、そんなことを感じました。釣りって、楽しいです。
ちなみに、余ったアカムシは持って帰って冷蔵庫の野菜室に入れてあります。畑に埋めたりして処分していたのですが、ふと思いついて大切に飼っているキント トちゃんにあげてみたら、バクバク喰う、喰う。乾燥したエサばかりやっていたので、少しくらい様子見して警戒するんちゃうかと思ってたら、速攻でバクバク 喰いました!!
それではおやすみなさい。
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大岩 明生 (日曜日, 11 11月 2012 21:48)
45年くらい前でしょうか、私が最初に釣りを教えてもらったのは祖父でした。最初は家の庭でミミズを掘り、近所にあった釣具店で30円くらいだったでしょうか、一本のもの竹竿を買い、今では寸断されてしまったワンドに行き、トウガラシ浮子で鮒やモロコを釣りました。瓶詰めウドンにサナギ粉をまぶしてブリキのウドン切りで切って釣ったのは後のことでした。
赤虫も買いましたが、今と違うのは量り売りではありませんでした。当時の赤虫も今の様に湿らせた新聞紙に包まれて売られていましたが、新聞紙を開くとワラを細かく刻んで湿らせた中に赤虫がいた様に記憶しています。
冬になると地元の山の当時は水源地になっていた池に行き、赤虫でワカサギを釣りました。指で摘んで鈎に付けるのが難しいので大根の輪切りにしたものに赤虫をのせてちょん掛けしていました。
残念ながら以降、その池にブラックバスが入ってから、ワカサギは姿を消してしまいましたが…。
最近、タナゴも釣る様になり、赤虫を買う機会もあり、同じ様に冷蔵庫の野菜室で1〜2日保管しています。残った赤虫は行きつけの枚方市の釣り堀、阪本池の事務所の水槽のタナゴ(詳しくはタナゴ類?)に持って行ってやります。彼等はその池でへら鮒やモロコ達と一緒に育ったタナゴなのです。
観賞魚を飼育するにしても、昔の様に生き餌のミジンコや赤虫(糸ミミズ?)は販売されていませんから、乾燥餌ばかり食べているタナゴ達にはさぞかしご馳走なのだと思います。
waltonsha (月曜日, 12 11月 2012 22:28)
大岩様
コメント、ありがとうございます。
そうですね、乾燥した餌ばかり食べているお魚には、赤虫はすごいごちそうなのかもしれませんね! 事務所にタナゴがいるとは、雰囲気のある釣釣り堀なのでしょうね…
ドクター中松 (水曜日, 14 11月 2012 12:14)
だからアカムシ君を使ってって。
waltonsha (月曜日, 19 11月 2012 13:23)
アカムシ君、ちょっと待っておいてください。キャスティングをクリアーしたらすぐ試しますー