アユモドキと田圃とサッカー場

ごぶさたして申し訳ありません!

 

次号について各方面からお問い合わせを頂戴しており、ひたすら恐縮しております。

只今鋭意製作中ですので、もうしばらくお待ちいただければ幸いです。依頼原稿はすでに集まっており、今すぐにでも読んでいただきたいものばかりです。

 

机にしがみついていて、この欄をマメに書く余裕もなく、ちょっと溜まっております。久しぶりなので長いですよー、あー怖い。

 

少し前の京都新聞に、亀岡にサッカー場が建設されるという記事が掲載されました。予定地の地図を見てひっくり返りました。今時めずらしいのんびりした景色が残っている、大好きな場所だったからです。田圃とレンゲ畑に夕日が沈む風景の美しさが、本当に素晴らしいのです。保津川の近くの田圃なんですが、サッカー場の建設に併せて保津川の河原まで公園化するとの記載もありました。付近の河原は今でも充分に憩いの場となっていて、これ以上手を入れる必要などどこにもないと、個人的には思います。そして本日、また関連の記事が出ていて、ついに反対の声が上がったと記載されていました。予定地はアユモドキの産卵場所のすぐ横で、モロに生息地とのことですが、魚にとってどれだけ産卵が大切なことか。岡山の生息地では田圃で産卵するそうなので、田圃が減るのはどう考えてもよくはないでしょう。

 

メダカやドジョウは田圃の近代化や農薬の影響により、全国どこでも徹底的に数が減っています。アユモドキはドジョウの仲間で、春先の増水がトリガーとなって子孫を残してきたのだそうです。水位が魚の産卵に及ぼす影響はとても大きく、そのシステムの減少が続いてきたなかで生存していたのは、奇跡的だと感じます。調べてみれば、どうやら保護の為の人工的な水位調整でかろうじて残されてきたようです。感情的になりそうなので終わりにしますが、そもそも亀岡の象徴としてたくさんの方々がいろんな方法で散々アユモドキの保護をアピールしていたのに、なんでこうなるのでしょう? 理解に苦しみます。もはやアカデミックなお立場の方々しかアユモドキを守れないと思うので、それらの方々には本当に頑張っていただきたいです。とにかく田圃を見ると開発したい風潮については、先祖代々の田圃は単なる空き地と一緒では、絶対にないと思います。あーもう日本のお米をたくさん食べてやる! 「アユモドキ米」として、あの辺りのお米を販売してもらえたら、ぜひ食べたいです! 建設が止まることはあるんでしょうか? 地元の発展のためには、仕方のないことなんでしょうか? そうかもしれず、悩んでしまいます。亀岡市内で、他にいい場所はないんでしょうか…

 

私見をダラダラすいません、おやすみなさい。

 

 

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コメント: 3
  • #1

    浪花のシャーク (木曜日, 14 3月 2013 01:17)

    いなくなってからあわてても、遅いですからね・・・
    今を護ることを大切にしたいですね

  • #2

    waltonsha (木曜日, 14 3月 2013 03:13)

    浪速のシャーク様

    コメントありがとうございます!

    サッカー場とは関係ない河原については、便乗していじってほしくないと、特に思っています。のんびり釣りができるんです、あの辺り。

  • #3

    Tasia Truss (金曜日, 03 2月 2017 08:53)


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