琵琶湖の北湖東岸、マイアミ浜オートキャンプ場にて、本年も「BIWAKOアウトドアフェスタ“2017”」が開催されます。10周年を迎える催しですが、小誌がお世話になっている琵琶湖カヌーセンターさんが、例年カヤックの試乗会を開催されています
→http://www.faltpia.co.jp/bcc/biwako_fes2017.html
※ベンチャーカヤックの「アイラ12」やバイキングカヤックの「忍」、フィールフリーのシットオントップの何種かも試乗できるとのことです!
水がぬるんできて、いよいよ舟がほしくなってきた方も多いと思います。楽しみの深さと大きさからいえば、カヤックの価格は決して高くないと思いますが、やはりそれなりの値段はします。購入前に実際にいろいろなタイプの舟に乗ってみたいのが、人情だと思います。ぜひ、この機会に湖上に浮かんでみて、実際にパチャパチャやってみてははいかがでしょう
さて、毎年この季節になると、琵琶湖北湖の水位のことが気になって仕方がありません。例年だと、もうすぐ水位が人為的に下げられてしまいます。
せっかく春産卵型のコイ科魚類が春雨の増水に便乗してこぞって卵を産んだのに、人間のせいで貴重な卵がまるで台無しとなる、魚にとっては悲劇としかいいようのない恐怖のできごとです。
特にそのせいで被害にあうのが、復活間近の北湖のホンモロコです。水際に自生する“丸葉柳”の根っこや葦原に卵を大量に産みつけているのに、1㎝でも水位が人為的に下げられると、とんでもないことに、それらの貴重な卵が水上に取り残されてほとんど干上がってしまいます。
関係各位の研究が進み明らかにされてきたことですが、残念ながら本当のことです。昨年の今頃、ようやく実際に目の当たりにし、いろいろと切なくなりました。次号で大きく取り上げますが、なかなか出版できず、忸怩たる思いです。