コアユの産卵と琵琶湖の秋

無事使命を終え一生を全うし、浜に打ち上げられたコアユ。今年は、やはりサイズが大きい傾向が……
無事使命を終え一生を全うし、浜に打ち上げられたコアユ。今年は、やはりサイズが大きい傾向が……
ついこないだ釣れたバス。釣った人はナイショ
ついこないだ釣れたバス。釣った人はナイショ
ついこないだ釣れたハス。釣った人はやっぱりナイショ!
ついこないだ釣れたハス。釣った人はやっぱりナイショ!

 

 台風24号が油断ならない感じです。

 

 今年はあれだけ日照っていたにもかかわらず突然秋が深まり、京都の南側ではずっと雨が続いています。残暑は全く厳しくありませんが、晴れた日の琵琶湖岸(北湖)では夕方になるとまだセミが鳴いたりしているので、また暑くなる日もあるのかも?

 

 雨が続いたおかげで琵琶湖の浅瀬の異常な高水温は解消され、流入河川の水位はずいぶん上がりました。つい先日は、コアユの産卵が北湖の北側のエリアから無事に始まっていたので、一安心です。このままだとかなり順調に産卵が進みそうで、心底喜んでいます。

 

 しかし産卵はうまくいったはずなのにその後が極端に悪かったケースが近年発生しているので、全く油断はできません。少し前までのように、そこらじゅうがコアユであふれる琵琶湖に戻ってほしいところですが、このまま産卵が順調なら夢ではないはずです。産卵がうまくいったはずなのに来年以降またコアユが少ないのであれば、今度こそ原因を確認しなければ。

 

 コアユを求めて、琵琶湖に生息するあらゆる魚が浅瀬に集まりつつあります。魚だけではなく、トンビ・サギ・カイツブリ等たくさんの鳥もです。これからしばらく琵琶湖の浜は生き物があふれて活気づく、浜の釣りのベストシーズンを迎えます。波打際でミノーやペンシルベイトやスプーン等を投げれば、たくさん釣れることもあります。いまこそが数釣りのチャンス、一番楽しい季節の到来です。

 

 釣りが楽しいだけではなく、秋の湖岸の風情は素晴らしいものです。周辺では農業が盛んで、山々にも囲まれた自然が濃い琵琶湖だからこその独特な雰囲気です。

 

 秋の琵琶湖で、のんびり釣りなどしてみてはいかがでしょうか?