ホンモロコの春

セブンパームス守山店内の一角には、オーナー自らがセレクトした癒し系(淡水小物釣)のコーナーもあります!
セブンパームス守山店内の一角には、オーナー自らがセレクトした癒し系(淡水小物釣)のコーナーもあります!

 08号の発刊後バタバタしていたら近所の桜が急に咲き出し、あっというま散り始めています。おかげさまで08号の出足は好調です。

 

   先日は琵琶湖・南湖西岸の「バスキャッチ&アングラーズ」さんに欠品していた08号の補充と、バックナンバーを追加させていただきました。また、琵琶湖大橋東詰のそばにある「セブンパームス」さんでオーナーの川原崎さんと話し込み、ヴィヴィッドな情報をいろいろと入手! しました。 次号以降に活かしていこうと思います。 

 

 先日は琵琶湖の春の風物詩であるホンモロコの様子を見に行ってきました。

 

 琵琶湖といえばコアユの減少やら河川工事のことやら、釣り好きからすると心配の種は多いのですが、今年のホンモロコは、とりあえず広域で釣れてくれているようです。

 湖東のメジャー河川は、あいかわらずの大盛況です(メジャー河川で釣りをするなら平日もしくは午後からが、ゆっくり釣りができるのでオススメですよ)。

 

 ホンモロコは平成の中頃には絶滅寸前まで数を減らしていたものの、近年は北湖の思わぬ場所でも、ずいぶん姿を見かけるようになってきています。メジャー河川ほどではないにせよ、いろんな場所で一晩分のおかず程度には釣れることが増えてきました。琵琶湖とその周辺の川や水路がある程度でも自然なかたちでつながってさえいれば、なんとかなるものだなぁと実感しています。

 

 ホンモロコ釣りは琵琶湖の釣りのなかでも、ずっと昔から愛されてきた特別なものです。牧歌的な田園風景のなかでアマガエルの声を聞きながら静かにアタリを待っていると、懐かしさがこみ上げ心が洗われます。小誌の07号には、ホンモロコ釣りについて大幅に頁をさいています。新しいポイントを開拓する際のヒントも紹介していますので、ぜひ御一読いただければ幸いです。

 

ホンモロコの現状を渾身の力を込めてリポートしています! ぜひ御一読くださいませ
ホンモロコの現状を渾身の力を込めてリポートしています! ぜひ御一読くださいませ

 ところで、首尾よくホンモロコがたくさん釣れたら、いろんな料理を試してみたいところ。今まで小誌では「簡単な甘露煮」をはじめ、「オイル煮」や「素焼き」の仕方を紹介してきました。

 最近は素焼きが流行っていますが、素人が美味しく焼き上げるのは見極めがかなり難しく、時間もかかります。昔から人気の甘露煮なら、一度にたくさん料理できる良さがあるんです。次号(09号)では満を持して、ホンモロコ歴78年の大ベテランで料理の腕は玄人はだしの杉田さんによる、とっておきの「京風甘露煮」のレシピを紹介させてもらう予定です! 一度で料理しきれなかったモロコはざっと洗ってからペーパーで水気を取り、とりあえず冷凍しておいてください、その状態からでも十分美味しく炊けるそうですよ!