ビワマス釣りにいい季節です

 ビワマスは、冬から初春の間でも釣れます。寒い季節でも穏やかな日に当たれば独特の良さがありますが、どうしても荒れる日が多く、やや玄人向けとなります。新緑の頃からは湖上もすごしやすくなりますので、ビワマスを釣ってみたいと思っている方には、今頃からがいい季節の始まりです。白金(プラチナ)色をした可憐なトラウトが、北海道に行かなくても釣れる。しかもとても美味しいのです。

 

 ビワマスが棲息するのは琵琶湖の沖合です。ボートに乗りなれていない方が小さな舟でいきなり沖に出て狙うのは、無謀すぎます。穏やかだった琵琶湖が急に荒海になるのは想像以上です……。いきなり対応できるレベルではありません。だからといって、あきらめることはありません。まずはガイド船を何度も利用し、経験を積んでステップアップしていくことをおすすめします。

 ビワマス釣りに挑戦するなら、ぜひ小誌05号(残り僅か!)と06号を御覧ください。きっとお役に立てると思います。ガイド利用時には何を用意すべきかなど、詳しくは06号を!。

 

※ビワマスガイドの黎明期から御活躍のガイド方を、3名紹介させてもらいます。

 

 

「鱒屋」

 

 湖西漁協所属の品川キャプテン率いる「鱒屋」は、北湖西岸・新旭にあるビワマストローリング用レンタルボート店。ビワマスガイドのベースでもあり、ゲストスペースにはトローリングスプーンの名作「ディックナイト」やドジャーなども置いてあります。別棟には仮眠小屋もあります!

 品川キャプテンはビワマスガイドのオーソリティーで経験は豊富、今までの釣行データをノートにも記録し常日頃から分析を怠らない、研究熱心な方です(料理の腕も一流です)。京都市北区でフィッシングプロショップ「ZERO」も経営。同店ではフライ用品とトローリングタックルが販売されています。ドジャーやスプーンなどは、さすがに豊富な在庫です。貝貼り・シェル・角のハンドメイドスプーンなども、取り扱っています。以前は堀川通りに面した一階がお店でしたが、今は同じ場所の二階で入り口はお店の南側を西に入ってすぐなので、要注意です。

 


「BMTRG 琵琶鱒トローリングガイド」

 

 近藤キャプテンの「BMTRG」は湖北・大浦漁港がベースのビワマストローリングガイドです。近藤キャプテンは西浅井漁協に所属し、漁としてのビワマス一本釣りにも従事しています。もうすぐ新艇が導入される予定です。

 近藤キャプテンは豪快かつとても暖かいお人柄で、ビワマス釣りが初めての場合でも丁寧に釣り方を教えてくれますよ! 長らく魚市場に勤めた経験をお持ちで、魚の扱いに関しては正にプロ。なおかつタフな状況でも高確率で群れを探し当てる実力の持ち主です。


「琵琶湖レイクトローリングガイドキングフィッシャー号」

 

 鱒屋所属の竹之下キャプテン率いるキングフィッシャー号は、新旭の鱒屋さんがベースです。

 朗らかで明るい人がらの竹之下キャプテンは、狩猟が趣味でもあります。自ら捕獲したイノシシ肉のボローニャソーセージやシカ肉のベーコンやソーセージなど、どれも絶品! 生物全般に造詣が深く、鋭い野生の勘で群れを探してくれます。